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デリヘル娘、二度目の訪問:デリヘル嬢の依頼――復縁

デリヘル娘、二度目の訪問

智恵理と身体を重ねてから、二日後のことである。
岡田は、自身の事務所で彼女を待っていた。
デリヘルサービスでもないのに依頼人の女を待つのは妙な話である。
女性の依頼者は、七割は浮気調査の依頼なのだ。
金銭的には依頼がなければ安定しないとはいえ、正直女性の依頼者を待ったことは一度もなかった。それどころか、気が変わって帰って欲しいとさえ思うことが多々ある。

だが今の岡田は、どうしようもなく智恵理を――あの風俗女を待ちわびていた。
それも、彼女の依頼は「別れさせ屋」だ。本来の探偵仕事からは、遥かにかけ離れている。
それでも彼女を待ちわびてしまっている自分の浅ましさに失笑を堪えながら、岡田は何度目ともしれぬ視線の移動を繰り返した。

午前十一時二十三分と二十六秒。
彼女は新宿に居を構えているのだろうか。それとも、もっと別の場所だろうか。
本店が新宿にあるのだから、その近くなのだろう――恐らくは。
答えの見えない逡巡を繰り返す。まるでサンタクロースを楽しみにする子どもだ。

智恵理の来訪を待ち望む自分を客観的に見つめる岡田は冷ややかだった。
ああ、そうだ、まるで子供だ。

一度抱いた女を好きになってしまうのも、デリヘルの仕事で抱いただけの女に本気になるのも、全くもって子どもだった。
それを自覚してもなお、新宿から渋谷までの時間を計算してしまう自分がいる。
池袋行きのバスから乗り継いで――到着するのは、昼過ぎだろうか。
いや、そもそも彼女が新宿在住であると決まったわけではない。岡田の想像は、全く意味のないものだ。
肩を落として息を吐く。落ち着かなければならない。岡田は、大人なのだから。

「ごめんください」

呼び鈴と同時に、あの、待ちわびた透明な声が耳に入ってくる。
素早く立ち上がると、座っていたソファのバネが鈍い音を立てた。
アパートよりも脆い、木の扉を開く。
外には、デリヘルの仕事をしていた時よりも化粧の薄い智恵理が立っていた。

心臓が途端に跳ね上がる。愚かしいことだが、彼女の口技を思い出し、股間の鉄棒もぴんと跳ね上がった。
ああ、俺はこの女に入れ込んでしまっているんだ。
そう自嘲しながら、岡田は彼女を招き入れる。岡田の部屋よりもきれいな事務所は、智恵理にとっても居心地が良いらしかった。

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デリヘル嬢の依頼――復縁

「さて、それでは早速お話を聞きますか」
「はい。よろしくお願いします」
「まぁ、かけて」

岡田は、気取ってソファを示し、彼女の向かい側に腰かける。
足を十字に組み、膝の上で五指を組み合わせ、余裕のある態度で微笑む――岡田の思う、理想の探偵の姿だった。
それが智恵理にどう映ったのかはわからないが、彼女は腰かけて、口を開く。
当然、重々しい口調だった。

「……ご依頼したいのは、復縁屋です。
私の、素人のころに出会った元旦那と、復縁したいんです。
彼は……昔から、遊び人でした。私はずっと、そんな彼を支えていたんです。
だけど、ある日のことでした。彼は突然、ニューハーフの女と不倫したんです!
ニューハーフですよ? ……わけのわからないまま離婚状を叩きつけられて……」

「それなら、家庭裁判所にでもいけばいいんじゃないかい?
そんなに簡単に離婚なんて成立しないはずだけど……」
「あいつは、私を脅していったんです。
私が何か言ったら、私が風俗やってることを実家にバラすっていうんです!
ありえないと思いませんか?
彼のために風俗に行って! 子どもだっているのに!毎日!毎日!
レズプレイとか! 母乳パイズリとか!SMとか! 気持ち悪いプレイだってしたのに!
……お客さんだってたくさん来て、フードルなんて呼ばれるようになったのに……」

話している内に怒りが頂点に達したのだろう。彼女は声を荒げながら、拳を握りしめた。
確かに彼女の元旦那はひどい男だろう。そこまで献身的な女性を捨ててニューハーフと逃避行とは、まったくもって考えられない。他人ながらも憤りすら感じる。

だが、岡田からすれば、そんな酷い男と復縁しようと考える智恵理の方こそ「ありえない」。
なぜそこまで、智恵理がその男に拘るのか、理解できなかった。

「ああ、その、智恵理さん。
僭越ながら、そんな男、別れてしまってはどうかな」
「……どうしてそんなこと言うんです?」
肩で息をしながら、智恵理が恨めし気な目線を浴びせてくる。なぜそこまで元旦那にこだわるのか、それを話す気はないらしい。岡田は溜息を吐いて、彼女の瞳を見つめ返した。

「ぼくはね、智恵理さん。あなたのことを心配して言っている。
君にとっては、二日前、たまたま会っただけの客かもしれない。
けれど、ぼくはどうにも、君を放っておけないんだ」
言ってしまってから、岡田は後悔した。これでは、風俗嬢に入れ込んだただの気色の悪い客ではないか。
続く言葉を考えて目線を泳がせていると、先に智恵理の方が口を開いた。

「本当に、私を想っているんですか」
「あ、ああ、そうとも、もちろん、君のことを思ってるさ」
「それじゃあ――」

智恵理が、突然スカートのジッパーを降ろす。
それから、ショーツを脱ぎ、岡田に向かって尻を突き出した。

「私とセックスしてください。私のこと、そんなに想っているのなら。
責任取る気があるのなら、私に種付けしてください」
下半身が熱くなるのを感じる。

智恵理は、岡田の本当にしたかったことを理解しているのだろうか。
それとも、ただセックスでしか心を把握できない、哀れな女なのだろうか。
だが今はどうでもよかった。金銭の関係ではなく、身体で繋がれることだけが、今の岡田にとっては最も大きな意義を持っていた。